
発行部数 8,000部 日本語のみ
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No.200 日本古来の「入浴」文化に着目したジャクソンのブランドストーリー
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2012.01.16
ブランディングニュース 『世界で活躍するニッポン・ブランド』
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みなさん、こんばんは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
年が変わって、まだ半月しか経っていませんが
日本では内閣改造があったり、円高ユーロ安がさらに進んだりと
新年早々ながら大きな変化に襲われています。
状況が良くなることに越したことはありませんが、
何が起こっても揺るがぬ“何か”を持っている大切さも
こうした時に実感するものですね。
さて、今回のブランディングニュース
『世界で活躍するニッポン・ブランド』は世界のセレブに愛される
バスタブブランド・ジャクソンについてお伝えします。
空間をコーディネートする上で大切な要素である家具。
最近では日本人デザイナーの躍進も素晴らしいものがありますが、
世界において中心的なポジションを担うのは欧州といえるでしょう。
そうした中で、ジャクソンを創業した清水秀男氏は、
日本古来の入浴文化に着眼し、
フォルム・機能性とも日本人らしいバスタブを生み出してきました。
現在では国内外の高級ホテル・旅館に採用されており、
「ジャクソンブランドのバスタブを選ぶことで価値が高まる」
といわしめています。
今回は、不況においても成功を収めてきた
ジャクソンのブランドストーリーを追っていきたいと思います。
JAXSON CORP.(日本語ページ)
http://jaxson.jp/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
日本古来の「入浴」文化に着目したジャクソンのブランドストーリー
[2] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
日本古来の「入浴」文化に着目したジャクソンのブランドストーリー
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■ 世界が評価するデザイン性と技術力
どこまでも続く青い海を望める波打ち際の温泉。
宝石のように煌く大都会にそびえ立つスイートルーム。
プールサイドに用意される美しく広々とした一体型バス。
そんな特別感のあるホテル・旅館のバスルームを、
さらに価値あるものにするのが、ジャクソンのバスタブです。
スタイリッシュなフォルムとともに、
さまざまな“バスタブならでは”の機能性を計算した各シリーズは
製品というよりも「作品」という表現がふさわしいように感じます。
世界に名を馳せるジャクソンブランドは、
創業者でありデザイナーの清水秀男氏が1982年に立ち上げました。
使う人にとって優しい曲面、また採用する素材にもこだわった
美しいデザインのバスタブは、日本のバスタブメーカーでは初の
イタリア・ゴールデンコンパス賞を1992年に受賞。
また技術面でも職人らしい革新を進め、
大型のアクリル製バスタブを一体成型する技術、
国産で初のアクリル・バス成型を確立させています。
こうして清水氏がジャクソンブランドを誕生させたきっかけは、
イタリア修行中に師匠に言われたひとことだったと、
かつてインタビューで回顧しています。
■ 日本人だからこそ生み出せる「バスタブ」ブランド
学生時代にデザインという仕事にめぐり合い、
イタリア・ミラノで活躍する著名なインテリアデザイナーのもとで
修行をしていた清水氏は、師匠から1つの問いをぶつけられました。
「将来的に何のデザインをしようと考えているのか」。
清水氏は椅子のデザインを考えていましたが、欧州と比較すれば
ずっと歴史が浅い日本人がデザインすることに師匠は否定的でした。
清水氏は悩んだ挙句、答えを出しました。
それがバスタブだったのです。
入浴する習慣は世界各地で存在するとはいえ、
平安時代から「湯船につかる」という日常を繰り返しているのは
日本人しかいない。そう結論づけたのです。
こうして帰国した清水氏は、日本でジャクソンを創業し
こだわりのデザインと機能を兼ね備えたシリーズを
世に送り出していきました。
体を湯につけると溢れ出す、その瞬間の贅沢感。
これが階下に漏れないよう配慮したバスタブ。
ゆっくりと腰掛けて、湯浴みをするような感覚。
ステップに加えて座り心地まで追求したバスタブ。
入浴という概念を超え、コミュニケーションの場としてくつろげる
世界最大の一体成型スパ。
こうしたユーザビリティや機能性、さらにデザインまでも計算した
独創的なシリーズは、
日本が世界に誇る作品群といえるのではないでしょうか。
■ 「不況=高級品が売れない」という思い込みからの脱却
私たちがブランディングのお手伝いをする業種は多種多様であり
その立場から実情を鑑みてお伝えすると、
不況下でも「高級品がまったく売れない」という事はないようです。
それは「忙殺する日々を過ごす自分を支えるため」だったり、
「自分の気持ちを入れ替えるため」だったりするのかも知れません。
また、今よりも将来に不安を感じるような時代にあっては
その不確定さが強まる前に、長く使えるものを手にしようとする
消費者心理も垣間みることができます。
そうした際に、手にしようとする物が高価であればあるほど、
消費者が着眼するのは、ものづくりの背景にある心であり
ブランドストーリーといえます。
ジャクソンと同じ生活分野でいえば、
世界最高峰の包丁と評されたグルーバル(吉田金属工業製)。
また、これは海外ですがアーロンチェア(ハーマンミラー社)も
インテリアの機能性にそれぞれのブランドにおける感性を付与し、
高級品市場で勝負をしているのです。
細かな市場分析やマーケティングも重要ですが、時には分野を超え、
自身の周囲を見渡し、「不況でも売れている」ものを
心理面も含めて分析していくことも大切だと考えています。
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不況下でも「高級品がまったく売れない」という事はないようです。
それは「忙殺する日々を過ごす自分を支えるため」だったり、
「自分の気持ちを入れ替えるため」だったりするのかも知れません。
また、今よりも将来に不安を感じるような時代にあっては
その不確定さが強まる前に、長く使えるものを手にしようとする
消費者心理も垣間みることができます。
そうした際に、手にしようとする物が高価であればあるほど、
消費者が着眼するのは、ものづくりの背景にある心であり
ブランドストーリーといえます。
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[2] 編集後記
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みなさん、こんにちは。
本号をもって、ブランディングニュースも無事に
200号の佳節を迎えることができました。
これも偏に、ご愛読いただく読者様のおかげでございます。
深く感謝するとともに、さらなる内容充実を決意しています。
さて、今回取り上げたジャクソンですが
「入浴」という文化も、日本においては多様化しています。
入浴剤やアロマを楽しむ方、美容のためにと半身浴を取り入れる方、
またバスタブには浸からずにシャワーで済まされる方もいます。
こうした入浴のやり方は変わっても、変わらないのは
ジャクソン誕生の根源でもある「入浴は癒しの時間」ということ。
情報が氾濫し、時代の流れるスピードが加速する現代だからこそ、
こうした自分を見つめる“癒しの時間”を大切にしたいものです。
(小田)
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