ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.26 小さな会社の悩み分析はこの一冊から始める

No.26 小さな会社の悩み分析はこの一冊から始める


■ 価格競争に巻き込まれない差別化のポイント

 中小企業は、大企業とスケールメリットで勝負できません。

 大量に仕入れ・生産し、

 広範囲にわたる販売網を販売し、

 分業体制でお客様に接している大企業とは

 販売価格や販売数量で勝負できません。


 「低価格!」「大安売り!」のマーケティングから手を引かないと
 待っているのは自分の首を絞める結果です。


 中小企業白書では、価格以外の付加価値の評価を得る方法として
 いくつかの差別化ポイントを挙げ、プロセス、成功事例が
 掲載されています。

 差別化ポイントのいくつかご紹介すると、

 ・地域内の農業水産品、鉄工業品、技術や技法、文化財・自然
 ・商品デザインやイメージ
 ・地域の産業集積、知名度
  ・販売ターゲットの選定
 ・販売先との強化な信頼関係
 ・サービスや提供プログラムの質

 など。

 中小企業白書では「ブランド管理」という項目で
 差別化のポイントが書かれていますが、

 上記にある差別化のポイント全てが
 ブランディングのコンセプトを見出すために必要な要素です。


 今回、この中小企業白書を読みすすめていて、
 皆さんと一緒にシェア(共有)したい一文を見つけました。

 「(経営資源の)有用性に気付かないと企業経営に役立てることはできない」

 
 例えば、同じ地域に二つの企業があったとします。

 一つの会社は地域の資源にいち早く気付き、
 その資源が他地域よりも特色あるものと捉え事業を開始し
 成功を収めます。

 しかし、もう一つの会社は地域の資源が存在しながら気付かず、
 地域資源をより深く知ろうと努力しなかったため、
 成功している企業を横目で見ながら何もできなかった。
 
 
 簡略するため、簡単な事例でしたが、
 このような

 身近に差別化のポイントがあるにも関わらず気付いていない、
 気付こうと努力せず他にあると信じて追いかけ続けている、
 気付いているけど社内でまとまらない、

 といった企業は少なからずあるのではないでしょうか?



■ 中小企業白書から分析フレームワークを得る

 中小企業白書には、
 中小企業を取り巻く環境や統計的な見地を学ぶための有益な情報が
 まとまっていますが、

 個別の解決策を見つけるには難しいかもしれません。


 でも、

 中小企業白書にちりばめられている
 切り口、キーワード、アンケート項目からは
 
 小さな会社がぶつかっている課題を乗り越えるエッセンスが
 十分に得られると思います。

 地域資源のみならず自社特有の強みを見出す分析フレームワークを
 頭の中に構築できる内容です。


 地域に根ざしたビジネスの成功事例が随所に見られますが
 地域の経営資源を使わないビジネスドメインであっても、
 ヒントが得られる情報が詰まっています。 

 まだ、一読したことのない方は、
 これを機会に読まれることをおススメします。


 中小企業白書
  http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h19/h19_hakusho/index.html




■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 身近に差別化のポイントがあるにも関わらず気付いていない、
   気付こうと努力せず他にあると信じて追いかけ続けている、
   気付いているけど社内でまとまらないといった企業は少なからずある。

 ● 中小企業白書は、地域資源のみならず自社特有の強みを見出す
   分析フレームワークを頭の中に構築できる内容。

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