■ 世界のビジネスリーダーが必要とするブランディング ビジネススクールは、 ビジネスの世界のリーダーが必要とする知識、考え方、ネットワークを 習得する場所。 卒業生は、厳しい市場の中で活路を見出し、 ビジネスの成功へ舵取りをするリーダーになっていきます。 そんな未来のビジネスリーダーが 手に入れなければいけないものの一つに ブランディングがあげられているのです。 日本では「ブランド」「ブランディング」の言葉が先行し、 また、表面的な理解に留まっている解釈が出回っているため 本来意味する内容が適切に伝わっていない場合があるので 気をつけなくてはいけません。 ちなみに、目立つこと、知名度が上げることだけを 言っている人がいたら要注意ですよ。 さて、ビジネススクールで教えているブランディングは カリキュラムを拝見する限り、 ブランドやブランディングの定義に始まり その構築方法・戦略について議論をし、 ケーススタディを使って知識を深めていくようです。 この内容で注目したいことは、 「いかに販売するのか?」といった企業側の視点だけではなく 「いかに共感してもらうのか?」といったお客様の心までも 対象領域にしているところです。 ユニークだけでは「あっ、そう」てお客様に思われてしまうだけで 手に取る行為まで進みません。 お客様にとって魅力的な商品やサービスだからこそ 手に取る行動を起こさせ、お客様のニーズと適合したときに 購買行動まで引き起こすことが可能になるのです。 競合があふれかえっている市場の中で選らばれるためには、 口では表現できない心の共感が必要です。 企業が提供する商品やサービスだけでなく もちろんその販売方法もなんですが、 提供する方法だけでなく 受け取るお客様の心の中も十分に考え、購買行動にどう影響を与えるのか までブランディングはテーマにしています。 商品やサービスから魅力的な価値があふれ出ているかを確認するには、 自分がお客様になった気持ちで自社を抜き打ち調査すると 足りないことが見えてきますよ。 またブランディングは全てのステークホルダーへの関わりを 検討しなくてはいけません。 お客様だけでなく社員や株主といった企業に関わる人、全てです。 そのためブランド戦略とは コンセプト策定、ネーミング、デザイン戦略、広告戦略だけでなく 価格設定、社内教育、接客方法といった あらゆることを対象としているのです。 ビジネススクールで学ぶ全てのこと、いやそれ以上の内容を 包含するテーマといっても過言ではないのです。 ■ 研究対象にまでなっているブランディング ここカナダ・モントリオールには、複数の大学があり、 中にはビジネススクール内に付属の研究機関もあります。 その中にユニークなテーマを発見しました。 「消費者の記憶と知覚に与えるロゴデザインの効果」というもの。 ロゴデザインの造詣、 フォント、 カラー、 ブランド認知、 ブランドパーソナリティー が消費者へどう影響を与えるのかについて研究しているそうなんです。 ビジネススクールの付属研究所で このようなテーマで研究が進められているということ自体、 いかにブランディングの要素がビジネスに重要なのかを 理解することができます。 ■ ビジネススクールの課題 以前、MBAを取得した方をお話をしたときに こんなことが話題になりました。 「ビジネススクールが取り扱うケーススタディは大企業ばかり。 費用も人材も十分にあるから戦略を組めるが、 小さな会社はどうなるのか?」 と。 確かに、ケーススタディで使う事例は、 著名な会社が多いのは事実です。 小さい会社ではデータがないし 生徒の興味を引かない。 ビジネススクールを卒業する方々は 大企業のマネジメントを担当する方も多く排出すると思いますが 起業家として事業する方もいます。 その意味からも 小さな会社が限られた資源でどうブランディングに対応していくのか? についてはますます重要になるのでは・・と個人的には考えています。 私自身、どのようにして小さな企業がブランディングの戦略を 展開できるのか・・・研究中です。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● 「いかに販売するのか?」といった企業側の視点だけではなく 「いかに共感してもらうのか?」といったお客様の心までも 対象領域にしている。 ● ビジネススクールの付属研究所でブランディングの要素 に関する研究が進められている。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■