ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.29 ブランディングを目先の広告戦略と理解していると失敗する

No.29 ブランディングを目先の広告戦略と理解していると失敗する


■ ブランディングの延長にある広告戦略

 「ブランド力がある会社って?」

 そのような質問をよくいただきます。

 そんなときは、毎年ニューズウィークで発表されている
 ブランドランキングにランクインしている会社、つまり
 コカコーラ、マイクロソフト、アップル、BMWといった会社を
 ご紹介しています。

 誰もが知っている会社で
 しかも、生活の中にこれらの会社の商品があるので
 簡単にイメージできるからです。


 簡単にイメージできる・・・つまり頭の中に商品、イベント、広告が
 ビジュアル化されやすいということですが、

 この商品、イベント、広告ばかりが頭の中に浮かんでしまうと
 「ブランディング=広告戦略」

 と思いがちなので注意が必要です。

 広告戦略はブランディングの一つですがイコールではありません。

 あくまで根本となる価値観やコンセプトが存在していて
 その価値観やコンセプトを反映した広告方法が
 戦略となって広告が生まれるからです。



■ ブランディングを初めて聞いた人が陥る罠
 
 初めて「ブランディング」について考える人が陥る罠、それは
 「ブランディング=広告戦略」

 とイメージしてしまうために
 「どのように目立てばお客様の関心を引くことができるのか?」

 と考えてしまうこと。

 つまり、
 ブランディングで最も大事な会社や商品の価値観やコンセプトを
 伝えることを見失ってしまうことです。



■ 広告先行型の失敗例

 私がよく使う事例にある飲料会社の広告戦略があります。

 非常に印象に残り、「おもしろい!」と思わせる広告内容。
 すごいクリエイティブ力だな・・関心してしまうほど。

 案の定、その年の広告関連の賞を受賞しました。

 広告戦略的にはうまくいったというか大成功でしょう。

 しかし、
 ターゲットの商品の売上は上がるどころか下り坂。
 会社のブランド力は変化なし。

 もちろん、他にもいろんな要素があっての結果ですが
 それにしてもこの事例から学ぶことは多くあります。

 
 会社としてまた商品としての価値観やコンセプトが
 表現されていなかったんです。

 つまり、関心を引く目立つ商品の広告表現が独走してしまい、
 購買行為を促すとか、
 会社のブランド価値観やコンセプトを伝えるということが
 欠けていました。

 その会社にしかない独自の価値、
 お客様への約束といったブランディングの根本が
 希薄化されていたのです。

 お客様の記憶の中に適切なイメージが残らなければ
 ブランド力を武器にした経営力を100%発揮することはできません。
 

 目先だけの広告表現として広告戦略を理解していると
 上記の例のように失敗を生みます。

 クリエイティブ力をどのようにしてブランディングにつなげていけるかを
 考えて戦略を立案してくださいね。
 


■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● あくまで根本となる価値観やコンセプトが存在していて
   その価値観やコンセプトを反映した広告方法が
   戦略となって広告が生まれる。

 ● 目先だけの広告表現として広告戦略を理解していると失敗を生む。

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