ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.40 高級ブランドのマーケティング~LVMH~

No.40 高級ブランドのマーケティング~LVMH~


■ LVMHって?

 LVMHとは、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループのことで、
 1987年にルイ・ヴィトン社とモエ・ヘネシー社が合併して設立された
 グループ企業です。

 このLVMHが所有するブランドには
 ・ルイ・ヴィトン
 ・クリスチャン・ディオール
 ・ケンゾー
 といった高級ファッションブランドだけでなく、

 ・ヴーヴ・クリコ
 ・モエ・エ・シャンドン
 などのシャンパンブランド。

 ・タグホイヤー
 の時計ブランド、

 ・DFS
 といったアメリカの免税店チェーンまであります。

 
 何と、この世界最大の高級ブランドグループの2005年の売上は
 約139億ユーロ(約1兆9000億円)になりました。


■ LVMHのマーケティング戦略

 LVMHのそれぞれの企業には歴史があり、確固としたブランドイメージがあります。

 グループの傘下に入ったからといって
 新しいブランドイメージを訴求するのではなく、

 高級ブランドが持つブランドイメージを保持しながらも
 革新性を投入していくために
 各グループ企業のマーケティングといった戦略の独自性が保証されています。


 一方、グループとしての役割は、
 すでに高い評価を得ているブランドイメージをますます卓越したものにし、

 伝統と革新性をお客様に伝えるために
 ・細部にわたるブランドイメージのチェック
 ・人材の採用・育成
 ・厳格な意匠の管理
 をおこなっています。

 
 LVMHの使命(ミッション)は、
 西洋の最も洗練された「Art de Vivre(生活術)」を世界中に発信すること。

 そして、
 自らがエレガンスと創造性を体現化しています。
 
 具体的には、各高級ブランドの商品によって
 伝統と革新性を具現化しているのです。


 高級ブランドマーケティングは、一見、伝統を厳格に守ることと捉えがちですが、
 それだけでは長期にわたる企業の成長を実現することはできません。

 LVMHが蓄積してきた高級ブランドマーケティングの手法は、
 傘下に納められるブランドの息を吹き返し、
 お客様が見過ごすことができない魅力を発信するために必要な要素を
 グループとして送っているわけです。


■ LVMHから学ぶ明日のブランド戦略

 LVMHはグループとしての役割と各ブランドの役割を明確に分けています。

 複数のブランドを所有しながらも一つのグループブランドとして管轄できるのは
 共有すべきブランドのコンセプトを明確にしているからです。

 企業規模に問わず、ビジネスが大きくなるほど成功している会社は、
 「何が自社の強みなのか?」を何度も何度も再確認し、
 軸をぶれないようにしています。

 言葉を変えると、
 その軸にますますフォーカスしているといえます。

 企業規模を大きくして失敗いている会社は
 手を広げすぎて、何の会社なのかよく分からなくなっていきます。

 あなたの会社が事業規模を拡大しようと
 新しい事業に取り組む予定があるならば、

 「あなたの会社がフォーカスしているお客様への約束は何なのか?」を
 今一度確認し、
 その内容と新規事業が適切な組み合わせなのか?を再検討してくださいね。




■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 企業規模に問わず、ビジネスが大きくなるほど成功している会社は、
  「何が自社の強みなのか?」を何度も何度も再確認し
   軸をぶれないようにしている。

 ● 企業規模を大きくして失敗いている会社は
   手を広げすぎて、何の会社なのかよく分からなくなっている。

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