ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.47 価格競争戦略の市場に足を入れない

No.47 価格競争戦略の市場に足を入れない


■ 価格競争戦略って?

 価格競争戦略って何だと思いますか?

 一言でいうと
 他社よりも少しでも安い価格で商品やサービスを売ることです。


 「日本で一番安くデジカメが買えます!」

 「当社よりも安く他社でハードディスクが売っていたらお知らせください。
  その価格よりも安く販売します!」

 こんなふうに「安い!」をモットーに商品やサービスを販売することを
 価格競争戦略といいます。


 一円でも安く商品やサービスを買いたい・・・

 誰もが思うことだと思います。

 同じ商品なのに売っている金額が違うわけですから
 なるべく安く購入したいと思ってしまいますね。


 私も、今月上旬にデジタルカメラを買いましたが、
 買いたいと思うメーカーと機種が決まると
 
 価格ドットコムとか楽天ショップで
 少しでも安く購入できて、送料無料のところを必死で探しました。


 「他より安い!」
 
 「どこよりも安い!」

 このフレーズは、ぐさっと胸に刺さるんですよね。


 でも、実生活で思い浮かべると、
 商品やサービスを購入するときって
 価格だけが理由でしょうか?

 実際はそうじゃないときもありますよね。


 「デザインはあまり変わりなくちょっと価格は高いけど
 このデザイナーのこだわりが好き!」

 「できるサラリーマンの服装の着こなし方を
 商品の購入者全員に教えてくれるからこのお店でスーツを買いたい!」


 商品の価格以外の理由で、そのお店に興味をもって
 商品を購入することって実際ありませんか?
 
 このように価格以外のこだわりや
 購入するお客様の将来像を売ることが
 ブランドを使った戦略なんです。


■ ブランディングは「価格」を売っていません!

 安価な商品で勝負する方法は、ビジネス戦略として存在しています。

 会社のスケールメリットを利用して
 なるべく素材を安く購入して、
 お客様に販売するときに他社よりも安く販売する・・・

 日常生活を見わたせば、
 このような販売戦略の商品はいくらでもあります。

 しかし・・・

 価格以外の理由でお客様に訴えている商品ももちろんあるわけです。

 
 例えば、ハーゲンダッツ。
 一般のアイスクリームの2~3倍もするアイスクリームですが、
 なぜか買ってしまいませんか?

 「今日は自分のご褒美に!」

 「濃厚なミルクの味をもう一度味わいたい!」

 
 ハーゲンダッツのアイスクリームを買うお客様は
 単に価格が高いハーゲンダッツを買っていませんね。

 リッチな体験が楽しめる、濃厚なミルクが体感できるハーゲンダッツを
 買っていませんか?


 購入後の体験や楽しいといった価格以外の理由を軸に
 価格設定や商品開発をおこなっていくことがブランディングでは重要です。

 競争市場が厳しいからこそ
 価格以外の要因で勝てる自社の商品やサービスの強みを見つけて
 販売するわけです。

 
 価格以外の理由をお客様に伝え、
 他には代えがたい魅力を感じてもらうわけですから
 そうそうお客様は離れようとしません。

 多少、価格が高くても
 「夢の提供代金」として認めてくれるわけです。

 
 もし価格競争に参入してしまうとどうなるでしょうか?
 他社が安くしたら自社も安く販売しないといけません。

 購入価格は自社ではどうしようもできないわけですから
 販売価格を下げると利益が下がっていきます。

 そうなんです。

 競争市場で勝負しようとすると
 利回りが下がる可能性を想定して対策を考えていかないと
 売上が上がっても利益率が下がっている可能性が「大!」なんです。

 スケールメリットで勝負できる会社ならまだしも
 そこまでの体力がない会社は価格競争に参入してはいけません。

 
 ブランディングは価格以外の要因に注力して勝負します。
 ブランディングを本気で取り組む会社は
 真正面から価格勝負には足を踏み入れず、

 必ずブランドの力をつけることにプライオリティをおいて
 「多少、価格が高くても買ってみよう・・・」

 とお客様に思ってもらうことが重要になってきます。
 そのためにあらゆる戦術を考えていくわけです。

 低価格勝負から足を洗って付加価値の戦略を実践すること。
 ブランディングのメリットは価格以外の要因を
 徹底的に見つけることともいえるんです。



■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 購入後の体験や楽しいといった価格以外の理由を軸に
   価格設定や商品開発をおこなっていくことが
   ブランディングでは重要です。

 ● 低価格勝負から足を洗って付加価値の戦略を実践すること。
   ブランディングのメリットは価格以外の要因を
   徹底的に見つけることともいえるんです。

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