ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.60 タイヤメーカーがなぜレストランのランキング?「ミシュランガイド東京」

No.60 タイヤメーカーがなぜレストランのランキング?「ミシュランガイド東京」


■そもそも、ミシュランガイドって?

今週のビッグな話題の一つは、
何といっても「ミシュランガイド東京2008」の発売!

▼『ミシュランガイド東京2008』
 (東京ミシュランタイヤ / 2,310円)

今回は、
・和食のレストランも三ツ星を獲得した!
・アジアで初の「ミシュランガイド」!
・掲載されたレストラン全てに星がついた世界初の評価!
ということで発売前から、話題になっていましたね。


▼ミシュランガイドサイトミシュランガイド東京2008に選ばれた三ツ星、二ツ星、一ツ星の
レストランはこちらから
今回のミシュランガイドは、その評価方法、調査方法など いろんなコメントがありますが、 今日はブランディングの視点からタイヤメーカー「ミシュラン」と レストランの格付け「ミシュランガイド」の役割について考えてみましょう。 ■タイヤメーカー「ミシュラン」の哲学を知る「ミシュランガイド」の起源 あまりにも有名になったので、 「タイヤメーカーのミシュランが独自に調査して格付けしている レストランガイドよ!」 と説明しても何も違和感がありませんが、 頭をリセットして、 「タイヤメーカーがレストランの格付け」 と考えると普通は変な感じがします。 タイヤをつくっている技術がいくら優れていても、 いくらいいタイヤを供給できていても、 レストランの格付けとはほど遠い・・・・。 でもそこに、 「タイヤづくりを通して提供する移動の楽しさ、快適さ、喜びを 体験してほしいのでレストランのガイドブックを提供しています」 となると納得がいくわけです。 お客様は、 ・単に技術力の高いタイヤが欲しい のではなく、 技術力の高いタイヤを使う先にある本来の目的、つまり、 ・速く走るためにタイヤが欲しい ・旅行を楽しむためのタイヤが欲しい ・快適なドライブを楽しむためのタイヤが欲しい というニーズに応えるために商品を提供しているので、 「タイヤ」はもちろんのこと「レストランガイド」も重要な商品として 位置づけられるんです。 1900年に、より安全で楽しいドライブのためのガイドブックとして はじまったミシュランガイド。 創業者のミシュラン兄弟は「Better Mobility」と 自動車で安全な移動だけでなく、 自動車で楽しむことを一人でも多くの人に味わって欲しいと、 ホテルやレストランだけでなく、 パンクの修理方法や空気圧の調整方法まで 記したガイドブックをつくりました。 ■ミシュランガイドから何を学ぶのか? 自社はお客様に何を提供しているのか? ・いい商品です! ・素晴しい技術力です! 技術先行型の日本は、このような答えを頻繁に聞きますが お客様が、今、本当に求めていることを考えると、 技術力だけではないようです。 そのニーズを知り、 商品・サービスに活かす会社は 企業規模に関係なくブランド力が強くなっています。 会社の経営哲学をどのように取り扱い商品に反映させるのか・・・・? 行き詰っている経営者・ご担当者の方が新しいヒラメキを得る事例です。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ● 技術力の高いタイヤを使う先にある目的、つまり、    自動車で楽しむことを一人でも多くの人に味わって欲しいという    思いからだと、タイヤメーカーのミシュランがレストランを    評価しても違和感なく取り入れられます。  ● 技術力だけではなく、お客様のニーズを知り、    商品・サービスに活かす会社が企業規模に関係なく    ブランド力を強くしています。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■