■単一商品で世界展開を成し遂げた「レッド・ブル」 私が初めてレッド・ブルを見たのは、 今から十数年前の留学中でした。 「青」と「シルバー」のパッケージに、2頭の牛がぶつかり合っているロゴ。 同年代の友人が、美味しそうに飲んでいました。 「何なの?これ?」 そう思いながら、私も1本購入。早速、口にしました。 「これってオロナミンCやん!」 それが私の第一印象でした。 留学後、世界32ヶ国を飛び回ることになりましたが、 「オロナミンC」はなくても、「レッド・ブル」はどこにいっても あったと思います。 どこにでもあるんです。 調べてみたら世界130ヵ国以上。 「まるでコカ・コーラみたいな会社やな・・・」 と思っていましたが、調べると、何と・・・ 単一商品で世界展開しているんです。 シュガーレスのレッドブルなどがあるので、 ほぼ単一商品で・・といったほうが正しいですね。 2006年は、30億本を販売し、売上高は26億ユーロだそうです。 ■「レッド・ブル」のターゲット顧客は? 「単一商品でどうしてそこまで成長したの?」 誰もが知りたいことだと思いますし、 私もじっくりと調べてみたいのですが、 今回はその中でもターゲティングに絞ってみたいと思います。 ターゲティング・・・。 お客様を特定することですが、 ここでちょっと余談です。 「絞りこむ」という表現もありますが、 「絞り込む」だと、お客様の数を制限するイメージが強いので、 「特定する」といったほうが伝わりやすいかもしれませんね。 では、 このレッド・ブルが特定しているお客様はどんな人たちなんでしょうか? レッド・ブルというとF1をはじめ、様々なスポーツを連想すると思います。 エネルギッシュで、かっこいいスポーツばかり・・・ そうなんです。 レッド・ブルの特定したお客様はかなり洗練されています。 私なりの理解だと、 ・都会的で洗練されたプロ意識に共感する若者 になります。 そう思うと、パッケージも、プロモーションも、もちろんホームページも 「なるほど・・・」って感じませんか? ターゲットに共感を得るマーケティング戦略が お客様の心に火をつけているようです。 ■「レッド・ブル」の戦略から学ぶこと! 「費用があるからできるんだよ!」 そういわずに今あなたができることを考えてみましょう。 これだけの売上を出しながら、扱っている商品は数種類。 1種類といっても過言ではありません。 商品の拡張をせず、資本も人も設備も情報も、 特定の商品に徹底的に集中しています。 これでもか!これでもか!っていうくらいに。 あなたの会社の「これ!」っていう商品は何ですか? ないときは、 まずこの「これ!」っていう商品を見つけることからはじめてみましょう。 そこに突破口が見えるかもしれません。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● ターゲットに共感を得るマーケティング戦略が お客様の心に火をつけている ● 商品の拡張をせず、資本も人も設備も情報も、 特定の商品に徹底的に集中 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■