■ 思い出がいっぱいの「ヒロタのシュークリーム」 小さいころ、両親が何か子供が喜ぶものを・・・と思って 買ってきてくれるお土産の中で人気があったのは「ヒロタのシュークリーム」 でした。 4人兄弟妹なので、4個入りの「ヒロタのシュークリーム」は ちょうどいい数なんです。 いつも ・オリジナルのカスタード ・チョコレート ・ツインフレッシュ は大人気! 思い出がいっぱいのお菓子です。 この「ヒロタ」は1924年に創業された洋菓子の老舗。 当時、洋菓子は庶民が買えるものじゃありませんでした。 「特別なお菓子」だったんです。 庶民に手軽な価格で多くの人に・・・ そんな創業者・廣田定一氏の想いがカタチになったのが 「ヒロタのシュークリーム」。 ちょっとした手土産には最適の洋菓子です。 そういえば、駅の中で「ヒロタのシュークリーム」を見かけませんか? 立地条件としてはいい場所を確保していますよね。 商品がよくて、立地条件もいい。 しかし・・・ 2001年には民事再生法の申請をしていたんです。 ■ 民事再生法を申請していた! 何でも、 ・必要以上の商品ラインの多さ ・本業を支える意味でスタートした複数事業がいまひとつよくない ・阪神大震災によって主力向上が使えなくなった などなど、理由があるそうですが、 消費者としての視点にたってお店の雰囲気を思い出すと 「こりゃ・・・ちょっと買いたくないな」って 思わせることを思い出します。 シュークリームは美味しい! でも、当時の店舗を思い出すと 積極的に喜んで買いに行きたいというよりも シュークリームをプレゼントして喜んでもらう顔が見たい・・だから 多少、買い辛くても頑張って買いに行こう・・・ そんな強い理由がないといけない雰囲気。 要は、気軽に立ち寄りたくなる店構えと接客じゃなかったと思います。 シュークリームは美味しいんだけど・・・ いい商品があるのに、お客様のもとに届けられていない・・・ こんな残念なとことはありません! ■ 復活劇にブランディングはこんなところで活躍 ふと気づいたときには「ヒロタ」は復活していました! さわやかなホワイトとシロのコンビネーションのロゴ。 何でも創業当時から使われていたブランドカラーなんだそうです。 以前のオレンジとイエローのワーム系のものよりも モダンな感じになりましたよね。 見た目の「らしさ」を演出するビジュアルアイデンティティを 見事に構築していると思います。 詳細を話すと長くなるので省きますが、 デザイン要素をシステムとして一定のルールに基づいて 使用しています。 それと・・・・商品の絞込みも目が離せません。 ブランディングはお客様の視点にたってどう映るのか? また、どう映りたいのか?を考えるところから始まります。 あれもこれもしていたら、 何屋なのか分かりません! 復活した「ヒロタのシュークリーム」は、 その言葉通り「シュークリーム」に集中しています。 ラインナップだけでなく 店舗でもメインは「シュークリーム」がくるようにといった 細かな工夫がされています。 社外から見ても様々な取り組みが分かるので きっと社内では、その何十倍もの努力があったと思います。 そういえば・・・ 日本に一時帰国したときに買った「ヒロタのシュークリーム」。 両親と妹にプレゼントするつもりでしたが、 一人で半分も食べてしまいました・・・。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● 気軽に立ち寄りたくなる店構えと接客じゃなかった。 ● 見た目の「らしさ」を演出するビジュアルアイデンティティを 見事に構築している。 ● ブランディングはお客様の視点にたってどう映るのか? また、どう映りたいのか?を考えるところから始まります。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■