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No.65 「シュークリームのヒロタ」の復活劇にはブランド構築が欠かせない

No.65 「シュークリームのヒロタ」の復活劇にはブランド構築が欠かせない


■ 思い出がいっぱいの「ヒロタのシュークリーム」

 小さいころ、両親が何か子供が喜ぶものを・・・と思って

 買ってきてくれるお土産の中で人気があったのは「ヒロタのシュークリーム」
 でした。

 
 4人兄弟妹なので、4個入りの「ヒロタのシュークリーム」は
 ちょうどいい数なんです。

 いつも

  ・オリジナルのカスタード
 
  ・チョコレート

  ・ツインフレッシュ

 は大人気!

 思い出がいっぱいのお菓子です。


 
 この「ヒロタ」は1924年に創業された洋菓子の老舗。

 当時、洋菓子は庶民が買えるものじゃありませんでした。

 「特別なお菓子」だったんです。


 庶民に手軽な価格で多くの人に・・・

 そんな創業者・廣田定一氏の想いがカタチになったのが

 「ヒロタのシュークリーム」。


 ちょっとした手土産には最適の洋菓子です。

 
 そういえば、駅の中で「ヒロタのシュークリーム」を見かけませんか?

 立地条件としてはいい場所を確保していますよね。


 商品がよくて、立地条件もいい。


 しかし・・・

 2001年には民事再生法の申請をしていたんです。



■ 民事再生法を申請していた!

 何でも、

  ・必要以上の商品ラインの多さ

  ・本業を支える意味でスタートした複数事業がいまひとつよくない

  ・阪神大震災によって主力向上が使えなくなった

 などなど、理由があるそうですが、


 消費者としての視点にたってお店の雰囲気を思い出すと

 「こりゃ・・・ちょっと買いたくないな」って

 思わせることを思い出します。


 シュークリームは美味しい!

 でも、当時の店舗を思い出すと
 積極的に喜んで買いに行きたいというよりも

 シュークリームをプレゼントして喜んでもらう顔が見たい・・だから
 多少、買い辛くても頑張って買いに行こう・・・

 そんな強い理由がないといけない雰囲気。
 要は、気軽に立ち寄りたくなる店構えと接客じゃなかったと思います。


 シュークリームは美味しいんだけど・・・
 いい商品があるのに、お客様のもとに届けられていない・・・

 こんな残念なとことはありません!


■ 復活劇にブランディングはこんなところで活躍

 ふと気づいたときには「ヒロタ」は復活していました!

 さわやかなホワイトとシロのコンビネーションのロゴ。
 何でも創業当時から使われていたブランドカラーなんだそうです。

 以前のオレンジとイエローのワーム系のものよりも
 モダンな感じになりましたよね。


 見た目の「らしさ」を演出するビジュアルアイデンティティを
 見事に構築していると思います。

 詳細を話すと長くなるので省きますが、
 デザイン要素をシステムとして一定のルールに基づいて
 使用しています。

 
 それと・・・・商品の絞込みも目が離せません。
 ブランディングはお客様の視点にたってどう映るのか?
 また、どう映りたいのか?を考えるところから始まります。

 あれもこれもしていたら、
 何屋なのか分かりません!

 復活した「ヒロタのシュークリーム」は、
 その言葉通り「シュークリーム」に集中しています。

 ラインナップだけでなく
 店舗でもメインは「シュークリーム」がくるようにといった
 細かな工夫がされています。

 
 社外から見ても様々な取り組みが分かるので
 きっと社内では、その何十倍もの努力があったと思います。


 そういえば・・・
 日本に一時帰国したときに買った「ヒロタのシュークリーム」。

 両親と妹にプレゼントするつもりでしたが、
 一人で半分も食べてしまいました・・・。



■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 気軽に立ち寄りたくなる店構えと接客じゃなかった。

 ● 見た目の「らしさ」を演出するビジュアルアイデンティティを
   見事に構築している。

 ● ブランディングはお客様の視点にたってどう映るのか?
   また、どう映りたいのか?を考えるところから始まります。

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