■ 1999年に「ビアード・パパの作りたて工房」1号店がオープン ビアード・パパは、麦の穂という会社の商品ブランド名。 他には、 ・路地裏のチーズケーキ工房 ティオ・グラトン (チーズケーキ) ・36STICKS (ステックケーキ) ・cafe’華々美人(東方美人) (カフェ) ・古式讃岐うどん温や (うどん屋) ・ごっつう (ラーメン屋) ・とりごう (焼き鳥専門店) ・epi (鉄板料理) といった商品ブランドを展開しています。 このビアード・パパの売上は何と標準の店舗だと 坪月商が100万円! ファミリーレストランの約10倍もあるそうです! その勝因には、立地やターゲット層の絞込み、商品のこだわりなど 様々なことがありますが、 今回のはお客様の視点から五感にどう伝わっているのか?について 考えてみたいと思います。 ■ 抜かりない五感へのアプローチ あの甘~い香りに引き付けられた人は私だけじゃないと思います。 「シュークリームの実演販売で~す!」っていっている お店の人の声がよく聞こえます。 そして、黄色い看板とクリッと かわいい目のおじさんが目印の小さな店舗からは 天然のバニラビーンスだけしか使っていない、 1回2時間もかけてつくっているカスタードを オリジナルのシュー生地に ひとつひとつ丁寧にスタッフの方が入れている姿が見えます。 お土産に買っていこうかな・・・と 家族の喜ぶ顔を浮かべながら、 甘い香りに包まれて、長蛇の列にならんじゃいます。 家族の分をまとめ買いするので6個購入。 私の前に並んでいた主婦の方は10個も買っていました。 できたてのシュークリームを片手に夜道を歩いて 浮かぶのは家族の嬉しそうな顔。 家に到着して、期待以上の喜んだ姿に大満足! 早速、シュークリームを口に入れました。 不思議にもポロポロ皮が落ちないんです。 サクサク感としっかりしたシュー生地。 このシュー生地だけでもベアード・パパってすぐに分かります。 もちろん甘さ控えめのカスタード! ついつい2個も食べちゃいました。 こんな経験って皆さんもありませんか? ここで、もう一度、購入から食べるまでのシーンを思い出してみましょう。 聴感: お店の人の「シュークリームの実演販売です!」っていう 元気でついつい足を運びたくなる声 視覚: 黄色い看板とおじさんの目印を見るだけで「ベアード・パパだ!」 ってすぐに分かりますね。 購入した方が手に持っているロゴ付きの黄色いビニール袋からも パッケージからもベアード・パパはすぐに分かります。 嗅覚: お店が見えないところからも「ベアード・パパ」のお店の場所が 分かるほど、甘い香りがお客様を包んでくれます。 触覚: 口に入れたときのシュー生地のサクサク感と しっかりした生地とのコンビネーションはパイ・シュー皮は なんと実用新案登録証があるんです。 味覚: 甘すぎない甘さなので軽く2つ目を食べちゃいます。 五感の一つひとつに「ベアード・パパ」にしかない「らしさ」が はっきりとコンタクト(接点)されていますね。 毎回ベアードパパでおシュークリームを買わなくても お店の近くを通るだけで、お客様の五感のどこかから ベアードパパが必ず入り込んでいます。 お客様の記憶の中に無意識的に入り込んでいるんです。 徹底したターゲット顧客の五感へのアプローチが お客様の記憶を深めています。 ■ 常に意識する五感へのアプローチ 今回は「ベアード・パパ」を事例に五感へのアプローチを見てみました。 「食」業界でなければ「味覚」まで対応することは難しいと思います。 でも、 お客様が情報を収集し理解するのは、 この五感を通して以外にはない! ということを再認識して 自社の商品のマーケティングを再検討すると 今まで見えてこなかったお客様の視点が見えてくると思います。 何が足りないのか? 何を修正すればいいのか? 自分の想像力がここでは問われますが お客様の気持ちを知ろうと決めたとき お客様の五感に近づいて自社の商品の魅力や強みを知ることができるでしょう。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● ビアード・パパの売上は何と標準の店舗だと坪月商が100万円! ファミリーレストランの約10倍もあるそうです!。 ● 徹底したターゲット顧客の五感へのアプローチが お客様の記憶を深めています。 ● お客様の気持ちを知ろうと決めたとき お客様の五感に近づいて自社の商品の魅力や強みを知ることが できるでしょう。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■