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No.68 NGOだってブランディング!「オックスファム」

No.68 NGOだってブランディング!「オックスファム」


■ オックスファムって?

 オックスファムって聞いたことがありますか?

 私は、学生のころ「開発学」を学び、
 フィリピンでは、NGOでインターンをしていたので
 「オックスファム」の名前は何度も耳にしたことがありますが、

 普段の生活では、聞いたことがない方がいるかもしれないので
 概要をご説明させていただきます。


 オックスファム(Oxfam)は、1942年にイギリスのオックスフォードで
 設立された飢餓に苦しむ人々を支援するための団体。

 途上国への支援だけじゃなくて、
 政府への政策提言もおこなっています。

 現在は世界13カ国に拠点があって
 日本にも2003年に設立されました。


■ NGOがなぜブランディングをするの?

 なぜ?民間企業でないNGOがブランディングの手法を
 必要としているのでしょうか?

 もし、
 「ブランディング=プレミアム価格」

 「ブランディング=ビジネスの成功」

 という認識をもっていたらなおさら混乱されると思います。

 
 せっかくの機会なので、このブランディングのビジネスについて
 再確認させていただくと、


 ブランディングの手法を取り入れた結果、
  ↓
 お客様に好意と信頼を得て、
  ↓
 競合がひしめく中でも選ばれて、
  ↓
 商品が売れて(プレミアム価格でも売れて)
  ↓
 ビジネスが成功する

 
 という流れになります。


 NGOは、崇高な哲学のもと様々な社会問題に焦点を当て、
 その解決に向けて活動をおこなっています。

 ですから、その活動そのものが社会に知られる必要があるわけです。

 つまり、


 ブランディングの手法を取り入れた結果、
  ↓
 哲学と活動内容を社会に適切に伝えて、
  ↓
 社会から認知と理解を得て、
  ↓
 社会変革の運動をすすめながら、協力者を募る
 
 
 といった流れになるわけです。


 以前、私はNGOのブランディングをおこなったことがありますが、
 そのNGOは、素晴しいビジョンを持って活動されていて
 海外では様々な受賞をしているにも関わらず、

 社会への告知方法が適切でなかったために
 隣町の人は何をしているのか知らなかった・・・ということがありました。


 素晴しいビジョンを持っていても、
 伝える方法を適切に実践しないと、
 社会に知ってもらうことができないのです。


■ オックスファムのプロジェクト

 さて、このオックスファムのプロジェクトは、
 世界規模でブランド戦略のコンサルティングをおこなっている
 インターブランド社によって手がけられました。

 同社では、社会活動の一環として「Interbrand Foundation」というのがあり、
 無利益でブランディングプロジェクトのノウハウを提供しているので、
 オックスファムはそのクライアントとしてブランディングプロジェクトを
 実施することになりました。


 オックスファムには、各地域に事務所があり、
 ホームページをはじめ様々なアイテムがあって、
 「オックスファム」と識別されるようにしていましたが、

 なかなか理解されなく、
 グローバルで活動しているそのメリットが伝わりにく状況でした。

 そこで、次のような対策を実施しました。


 ・オックスファムらしさを表現する「ロゴ」の見直し

 ・様々な場所で使われるオックスファムの認識記号の「ロゴ」から
  きちんとオックスファムとして認知・理解されるための情報の体系化

 
 専門的には「ブランド体系の構築」という内容です。

 

 活動を正しく、そして効率的かつ効果的に伝えるブランディングの手法。

 公的機関、NGOであっても
 「関心をもってもらう」
 「知ってもらう」
 「理解してもらう」
 「好意をもってもらう」
 という「伝える」という目的にブランディングの手法は役立っています。



■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 素晴しいビジョンを持っていても、伝える方法を適切に実践しないと、
   社会に知ってもらうことができない。

 ● 公的機関、NGOであっても
   「関心をもってもらう」
   「知ってもらう」
   「理解してもらう」
   「好意をもってもらう」
   という「伝える」という目的にブランディングの手法は役立っている

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