ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

No.80 新ネーミング「レンジローバーヴォーグ」が登場!ブランド力の向上を図る

No.80 新ネーミング「レンジローバーヴォーグ」が登場!ブランド力の向上を図る



■ 「レンジローバー」を「レンジローバーヴォーグ」に変更!

 レンジローバーといえば・・・
 明石家さんまさんが乗っているオフロード車の最高級車。

 一台、1,200万円以上もします。

 
 以前、アメリカで予約したレンタカーを受け取りに行ったときに
 予約した車がないので・・・と
 低価格でレンジローバーを借りることができました。

 乗ってみると、
 さすがランドローバーのフラッグシップ!

 走行中の安定性はもちろんのこと。
 インテリアの細かなところまで魅了されてしまいました。


 その「レンジローバー」が「レンジローバーヴォーグ」に変わります。
 理由は

  ・現在の「レンジローバー」と「レンジローバースポーツ」の違いを
   明確にし、レンジローバーブランドを強化するため

 と発表されています。

 二つのセグメントがあることを明確に伝えて、
 そのセグメントごとに伝えたいコンセプトを想起しやすいように
 設計しているようです。



■ ネーミングは連想するものも考えるべき

 「ブランド(brand)」とは、もともと隣の牛とを識別するために  
 牛に焼印をしたのがその始まりです。

 その識別が次第に、
 「うちの牛の品質はよその牛とは違うよ!」
 といった具合に「識別機能」に「品質保証機能」が加わりました。

 そして、その識別するものがもっと理解されやすいように
 連想するイメージも考慮するようになってきました。


 例えば、飛行機のシートの名前ですが、一般的には
  
 ・ファーストクラス

 ・ビジネスクラス

 ・エコノミークラス

 といっていますが、会社によっては個別の名前がついているものもあります。


 JALの場合は

 ・JAL FIRST CLASS

 ・JAL EXECUTIVE CLASS 「SEASONS」

 ・JAL Premium Economy

 ・JAL ECONOMY CLASS 「JAL'S Y」


 ANAの場合は、

 ・FIRST CLASS

 ・CLUB ANA

 ・Premium Economy

 ・Economy Class

 
 となっています。

 
 以前、世界の航空会社のシートのブランド名(上記のような呼称)を
 調査・分析したことがありますが、
 各社とも企業の戦略を反映させたブランド名になっています。

 マッピングするとよく分かりますが、
 ブランド戦略に力を入れている航空会社ほど法則に基づいて
 ネーミングがされています。

 機能的な識別だけでなく、
 その商品・サービスから何を連想させるのか?というところまで
 気を配って設計されています。

 場当たり的に「かっこいいから」とか「ユニークだから」だけでは
 ネーミングはできません!


 
■ 「レンジローバーヴォーグ」の意味するところ

 「ヴォーグ(vogue)」の意味を辞書で調べると「人気、流行、はやり」と
 あります。


 「ヴォーグ」と「スポーツ」。

 複数のネーミングを考えるときに重要なことは

 ・双方の相関性や想起するイメージの違いが明確か?
 
 ・同じセグメントにグルーピングされる競合との違いがはっきりしているのか?

 ・そして、レンジローバーのように全体を包含するコンセプトを反映しているのか?

 ということを軸にして考えることです。


 今回の新ネーミングが、お客様に知られ、認知され、
 愛着を持ってもらうためには時間がかかると思いますが、

 本来の目的にある「レンジローバーブランドを強くする」ことに
 どのように貢献していくのか・・・興味深くみていきたいと思います。



■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● 複数のネーミングを考えるときに重要なことは

  ・双方の相関性や想起するイメージの違いが明確か?
 
  ・同じセグメントにグルーピングされる競合との違いがはっきりしているか?

  ・そして、レンジローバーのように全体を包含するコンセプトを
   反映しているのか?

  ということを軸にして考えることです。

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