■ 中東エリアの強化を図るリッツ・カールトン・ホテル 目に見えない価値の最高峰ともいえるホスピタリティ業界で、 常にトップクラスを維持し、 お客様だけでなく、 業界そのものに大きな影響を与えているのが ザ・リッツ・カールトン・ホテルです。 あのアメリカ国家経営品質賞(マルコム・ボルドリッジ賞)を 世界で初めて2年連続で受賞している唯一のホテル企業。 昨年は東京・ミッドタウンにリッツ・カールトン・ホテルがオープンし 数々の話題となりました。 そのリッツ・カールトン・ホテルが今後中東エリアにオープニングを 予定しているのが、 ・ドバイ国際金融センター(2008年) ・アブダビ(2011年) の2都市ですが、 先日、エジプトのザ・ナイル・ヒルトンを所有しているミスル・ホテルズと、合意し、 同ホテルを「ザ・ナイル・リッツ・カールトン・カイロ」にリ・ブランドすることが 発表されました。 ■ リ・ブランドって? ブランド戦略というと、何か新しいブランドを立ち上げることと 思っている方が多いようですが、 それだけではありません。 時代の変化とともにお客様の生活習慣は変化しています。 何を求めていて 何に喜びや満足を感じているのか・・・・ 骨格となる芯は変化させることなく、 その変化の流れに対応させて市場ポジショニングを再設定すること、 これがリ・ブランドといわれるもの。 長年に渡り築いてきた「ブランド」の価値は二度と手にすることはできません。 その価値の大きさ、そして魅力を知るからこそ、 新構築ではなく、再構築(リ・ブランド)になるわけです。 ■ リ・ブランドに必要なこと 製品が工場でつくられるように ブランドは企業がつくれるものではありません。 ブランドはお客様の心の中に作られ、大きくなっていきます。 既にブランドがある、つまりお客様の心の中にはこれまでブランドが 存在しているわけです。 そのため、リ・ブランドで新しいポジショニングにするためには、 これまでのブランド力と共存する新しいブランドをキチンと伝える 様々な努力が必須になってきます。 キチンと伝える・・・その結果、明確なアイデンティティを構築していくこと が求められます。 私たちがこれまで提供してきた価値は何なのか? 私たちがこれから提供する価値は何なのか? その価値の分析から始めなければ戦略を組むことはできません。 実は、この作業の中で改めて、これまで自分たちが構築してきた価値を 再認識することができるため、 リ・ブランドとは作業を進めながら自分たちの「誇り」を再認識できること だと思っています。 今回、リッツ・カールトンがザ・ナイル・ヒルトンのリ・ブランドを実施しますが、 ハード面でのリニューアルとともに、 対外的コミュニケーションやホテル内での接客方法など、 リッツカールトンホテルのスピリットが注入されるわけですが、 その中にあって、 ミスル・ホテルズがこれまで築いていた価値を、 どのように生かしていくのか? リニューアルの朗報が楽しみです。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● リ・ブランドとは、骨格となる芯は変化させることなく、 その変化の流れに対応させて市場ポジショニングを再設定すること。 ● リ・ブランドで新しいポジショニングにするためには、 これまでのブランド力と共存する新しいブランドをキチンと伝える 様々な努力が必須になってきます。 キチンと伝える・・・その結果、明確なアイデンティティを構築していくこと が求められます。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■