■ ヴァージン・グループって? ヴァージン・グループってご存知でしょうか? 冒険家としても有名な英国企業家リチャード・ブランソン氏によって 率いられている英国企業です。 日本では、ヴァージン・アトランティック航空や ヴァージン・シネマズが有名ですね。 このヴァージン・グループですが、何と、 ・携帯ビジネス ・交通機関 ・金融 ・音楽 ・出版 などなど。ありとあらゆる分野でその名が広まっています。 英国の調査では2007年に最も影響を受けた会社として ソニーを上回る結果! 現在、200以上の会社があり、29カ国で5万人以上の社員。 2006年の売上は200億ドル(2兆円強)! 多分野に一つのブランドが参入すると、その実体が見えず、 失敗するケースはよく見受けられますが、 それに反してヴァージン・グループは大成長をしています。 一体何が違うのでしょうか? ■ ヴァージン・グループのマスターブランド戦略とは? ヴァージン・グループのように一つのブランドで新規参入する形態を マスターブランド戦略といいます。 ネスレはユニリーバは個別ブランドを訴求しているので 個別ブランド型です。 このマスターブランドのメリットは ・新規事業や新商品をスタートさせる際に無名からのスタートではなく これまで培ってきたブランド力をいかすことができる ・マスターブランドとお客様との接点がスケールメリットの面から 多くなるので、マーケティング活動が効率的になる ・1つのブランドに集中して戦略を考えることができる しかし、 その反面次のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。 ・1つのブランドに依存してしまい新規事業参入への関心が低くなる ・分野を超えたコアな軸が弱くなると結束力が崩壊する ・マスターブランドが失速すると全ての事業に影響がある このようにマスターブランドにはメリットとデメリットがありますが、 ヴァージン・グループはどのようにしてデメリットを カバーしているのでしょうか? ■ ヴァージン・グループの新規ビジネスの条件 ヴァージン・グループが強い理由・・・ それはまさに強いアイデンティティにあります。 このヴァージン・グループの強いアイデンティティを分析していくと その強い理由の秘密が隠されているのが分かってきます。 ヴァージン・グループが大事にしているのは 「イノヴェーション(改革)」を通してお客様の満足度を向上させること。 つまり、常にお客様の立場に立って、 お客様は困っていること、社会的に何とかしないといけないことを ヴァージン・ブランドが改革していく、その理念の延長線上にビジネスが あるわけです。 ヴァージンのサイトには新規事業に参入するときのチェック項目が 紹介されています。 http://www.virgin.com/AboutVirgin/WhatWeAreAbout/WhatWeAreAbout.aspx 1)業界の再編成は可能か?競争優位に立つことができるか? 2)競合他社はどのような状況にいるのか? 3)お客様は困っていないか?ひどい待遇を受けていないか? 4)ヴァージン・ブランドが参入できる機会はあるか? 5)追加できる価値はあるか? 6)他のビジネスと融合してシナジーを生むことができるか? 7)リスクと手にするものの適切なトレードオフはあるか? この基準によって新規参入するビジネスには、既成ブランドとは 一味違ったお客様の期待に応える仕掛けとユニークさが 必ず隠されています。 このように見てくると、ヴァージン・ブランドには 常にお客様の視点から改革の期待感に応えるように ビジネス展開していることが分かります。 ヴァージン・グループのマスターブランド構造を成功させている 根幹のエッセンスは、1つのブランドに頼ったり、 商品やサービスの機能的な強みに執着することなく、 お客様が満足に思っていないところにビジネスの機会を発見し、 お客様からの期待に改革的な発想とユニークさで応えている 強いアイデンティティにあるといえます。 ■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ● ヴァージン・グループのマスターブランド構造を成功させている 根幹のエッセンスは、1つのブランドに頼ったり、 商品やサービスの機能的な強みに執着することなく、 お客様が満足に思っていないところにビジネスの機会を発見し、 お客様からの期待に改革的な発想とユニークさで応えている 強いアイデンティティにあるといえます。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■