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アイディーテンジャパン(http://www.id10.jp)。
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No161 セレブまでも魅了するハローキティの大進撃
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2011.04.11
ブランディングニュース『世界で活躍するニッポン・ブランド』
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
新年度を迎えたオフィス街では、
意気揚々と歩く新社会人の姿をよく見ます。
不安や戸惑いと期待が入り交じるなか、
勢いをもって朗らかに進むフレッシュな姿には
見ているこちら側まで元気になります。
こうした姿に、多くの人が初心を思い出して
新たな一歩を踏み出すことって、大切ですね。
さて、今回のブランディングニュースから、
隔週ごとに「世界で活躍するニッポン・ブランド」と題しまして
日本人の多くが気付かない“日本の魅力”をお伝えしてまいります。
第1回となる今回は、
かわいいネコのキャラクター「ハローキティ」。
1974年に誕生したサンリオのキャラクターです。
当初は名前もなく「名前のない白い子猫」と呼ばれていましたが、
その後はサンリオやデザイナーの努力もあって
さまざまな形でコラボレーションされつづけ、今日を迎えています。
「ハローキティが日本の魅力?」
そう思われる方もいるかも知れませんが、
実は海外での人気は日本の比にならないくらいのもの。
今回は、そんなハローキティの人気ぶりと、
その秘密について探っていきたいと思います。
* * *
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<本日の内容>
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[1] 世界で活躍するニッポン・ブランド
セレブまでも魅了するハローキティの大進撃
[2] 編集後記
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[1] 世界で活躍するニッポン・ブランド
セレブまでも魅了するハローキティの大進撃
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■ 世界のセレブに愛されるハローキティ
子どもを主な購買層として、世界中で行われている
可愛らしいキャラクターを使ったグッズ販売。
日本では、ディズニーやセサミストリートのキャラクターが
有名ですね。
ハローキティも上記と同様に
子ども向けの文具や日用品、食品などで使われているほか、
ご当地限定の土産品、金融機関のカード、家電製品などでも
見ることができます。
これだけなら、世界での人気ぶりはわかりませんが、
なんとキティは、世界70カ国で年間5万種が販売され
キティを表現するため「kawaii」という単語が輸出されているそう。
海外のファンを挙げれば著名人がズラリ。
キャメロン・ディアス、マライア・キャリー、
ブリトニー・スピアーズ、レディー・ガガも熱烈なファンに。
彼女たちは、キティを日本のポップカルチャーとして捉え
自分のファッションに取り入れているのです。
■ ジェット機や通貨、1890万円フィギュアに登場
ハローキティは、タバコと酒類を除き
さまざまな商品・企業とコラボレーションされてきました。
そのなかには、海外での人気の高さがうかがえるアイテムも。
まずは、ジェット機。
台湾・エバー航空がエアバスA330-200型機に
ハローキティなどサンリオのキャラクターを機体に描き
福岡―台北、成田―台北便で就航しました。
これが人気だったことを受け、関西・中部・仙台の路線でも
新しいバージョンのデザインでキティを採用。
2008年頃まで現役機として活用されていました。
さらには通貨も。
南太平洋にうかぶクック諸島では、ハローキティ生誕30、35周年に
それぞれイギリス王立造幣局で鋳造し、法定通貨として発売。
またユーロ通貨にも2005年に、フランスで
日本のキャラクターとしては初めてキティが描かれました。
高額商品も目を惹きます。
2003年には、プラチナ製「クイーンキティ」を1000万円で発売。
また2006年にはジュエリーとセットで1890万円のフィギュアが
発売されました。
かつてマイクロソフト社がキティのデジタル化権を6000億円で
買収しようという話も。
しかしサンリオ側はそれ以上の資産価値と判断し断ったそうです。
挙げはじめたら枚挙に暇がないほど。
これがハローキティの人気です。
■ 自在な感情を持つキャラと企業のブランド観
ハローキティについては、デザイン性やマーケティングの視点など
さまざまな角度から、その成功の秘訣が論じられています。
私たちが着目するのは、企業の姿勢とも一致する
キャラクターの性質です。
ハローキティは74年の誕生以後、名前が付けられ、
座っているポーズだけでなく、
立ったり歩いたりするポーズも生まれました。
アニメなどでは、キャラクター自身が会話するシーンがあるため
口を描きましたが、
お気付きのとおり、ハローキティには口がありません。
キャラクターの多くが、笑っている表情で描かれていますが、
ハローキティは「見ている人と感情を共有できる」よう
あえて口を描いていないのです。
悲しい時にキティを見れば、一緒に泣いてくれているように感じる。
うれしい時には、微笑みかけるように笑ってくれている。
キャラクターの誕生時にそこまで設定していたかは
定かではありませんが、海外ではこうした設定のキャラは珍しく
熱狂的なファンはキティをスピリチュア―的なものとして捉え
祈りを捧げる人もいるようです。
もう一点、着目したいのは企業の姿勢です。
ハローキティを展開するサンリオは、
子ども達には影響を及ぼす可能性がある酒類とタバコを除いて、
コラボレーションを拒むことなく受けているように感じます。
こうした柔軟性は、ときとしてブランドを崩壊させない
要因になる可能性も当然秘めています。
しかしサンリオ側は、ハローキティ・ブランドの守り手として
世界中にファンがいるという現状を前提に、
コラボレート側が
「自分たちが思い描く通りにキャラクターを生かせる」
ような体制を整え、拡大してきました。
そうしてハローキティは、市場のアイテム数増加とともに
人々に認知され、多くのファンを生み出しました。
そのファンが巻き起こす消費行動が、
さらなるコラボレーションを生む。
商品販売では、どうしても一方通行な市場拡大になる中で
ハローキティは自身がもつ“力”を生かし拡大していったのです。
日本であまり知られていない「ハローキティの海外での人気ぶり」。
キティの大進撃は、アジアや他の地域への市場拡大を模索する
日本企業が学んでおかなければならない視点を
指し示しているように感じてなりません。
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[2] 編集後記
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先週あたりから小春日和に恵まれ、
桜の花も今週が最後の見頃になりそうです。
美しいピンクの街並みを歩けば
清々しい気持ちでリフレッシュできますね。
テレビCMでは「上を向いて歩こう」が流され話題となっていますが
仕事の合間に空を見上げながら、
友人や家族、また遠い日の思い出を浮かべ
一日に感謝する機会が増えれば、社会は明るくなるのではないか。
そんなことを考えながら、今日も、未来に向かって
精一杯学び、動きながら過ごしています。
(小田)
* * *