
発行部数 8,000部 日本語のみ
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 2010.01.01
“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン
企業ブランド戦略の成功と秘密~知らないことが失敗を生む
:::::::::::::::::::::::: 第0117号 アイディーテンジャパン 発行
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新年あけましておめでとうございます。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
いつも、アイディーテンジャパンが発行する
ブランディングニュースをご購読いただき
まことにありがとうございます。
昨年は業務が多忙を極め一時期休刊をとらせていただきましたが、
その間、読者の方々から多くの励ましてや温かなメッセージを
いただきました。
皆様のおかげで再開を無事終え、
今回、2010年の第一号を発行するまでになりました。
スタッフ一同、感謝の想いを深く心に刻み、
本年一年間、皆様のビジネスが大飛躍・大発展していただけるよう
全力で取り組んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
* * *
さて、新年第一号のブランディングニュースは、
大不況の中、快進撃を続けているユニクロをテーマに
「不況の中の付加価値の考え方」について
フォーカスを当てることにしました。
1963年に個人営業から株式会社になった
ユニクロの前身「小郡商事」。
その後、現・柳井会長が35歳で社長に就任し、
普通のメンズショップからセルフ方式のカジュアルショップに
生まれ変わりました。そして怒涛の他店舗出店が始まります。
2000年には2600万枚のフリースを売り
業界史上の大記録を作ったと思ったら、
2003年には売上が3097億円で2年前より1000億円の大減収。
紆余曲折を経験しましたが、
柳井会長のリーダーシップのもと
2009年8月には6850億円の売上を達成。
※ファーストリテイリング社
ユニクロの歴史を知ると、
「ユニクロだから・・・」
「大企業だから・・・」
は自社の改革ができない理由になりません。
企業規模は違っても、
そこから学ぶことは必ずあるはず。
今回のブランディングニュースでは、
不況がゆえになかなか頭に浮かびにくい、
顧客のマインドを動かす必須条件の付加価値について
弊社、澤田且成がお伝えさせていただきます。
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
ユニクロに学ぶ、不況時代の付加価値の考え方
[2] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
ユニクロに学ぶ、不況時代の付加価値の考え方
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■ 市場が厳しくなると低価格競争を取ってしまう戦略傾向
ここ数年間で厳しさを増している低価格競争。
顧客の財布が厳しくなると、
低価格化を推し進める担当者が増え、
あれもこれもと安売り合戦が始まります。
顧客の意識を他社より引き付けるために「価格」に注目し、
顧客の購買行動を促そうというのが狙いですが、
ここで考えないといけないのは低価格化そのものは下手をすると
コスト構造を狂わせ、
社内の士気を弱め、
企業の体力を奪ってしまう可能性があるということです。
また、価格で商品を選ぶ顧客は
リピーターになりにくいという事実を知らなくてはいけません。
低価格化で勝てる企業はごくわずか。
資本力や購買・調達ネットワーク力がものをいうでしょう。
景気が悪く、消費することに非積極的な時代、
節約心理はますます強まっています。
しかし、消費水準は下がっても
「良い物を持っていたい」
「友人・知人にアピールしたい」
という気持ちはそうそう変化するものではありません。
つまり「安さ」だけではなく、
節約心理をくすぐる「安さ」と
欲を満たすプラスアルファが求められているのです。
■ ユニクロがとった付加価値のポジショニング
ユニクロの魅力のひとつは「価格の安さ」です。
GAPから学んだSPAといわれる製造型小売業に事業転換し、
低価格・高品質の商品転換に拍車をかけ
他社が追随できない事業モデルを構築していきました。
ここで気をつけなければいけないのは
この低価格・高品質は企業側の軸ということです。
低価格・高品質をそのままストレートの消費者に訴えても
聞きなれた言葉からの魅力は影を潜めています。
消費者の節約心理や欲求を満たすために必要なこと、
それは消費者側の軸にたった戦略を見直すということです。
それではユニクロは何をしたのでしょうか?
ひとつは商品のカテゴリー拡大です。
インナー商品、キッズ商品、帽子・ベルトといった装飾品に
カテゴリーを拡大し、商品幅を増やしていきました。
またシーズンごとに新しいデザインを投入し、
トレンドをしっかりと追っていきました。
商品の多様性と時代性を付加し、
「良い物」「安い」といった機能的な価値だけではなく、
「楽しい」「かっこいい」といった情緒的な価値を
消費者心理に投げかけていったのです。
またユニクロがとった付加価値のポジションはそれだけではなく、
付加価値をブランド化させたことを忘れてはいけません。
■ 付加価値をブランド化させる
ブランド戦略の視点から学ぶこと、
それは「ヒートテック」「ブラトップ」といった
新しいカテゴリーを作ったということ。
そして、「美脚」といった消費者がなりたい姿を
商品を通して表現したということです。
新しいカテゴリーや消費者がなりたい姿を
コンセプトとして打ち出し、
そのコンセプトをカテゴライズする
象徴的な要素を作成。
視覚的にも訴え、
消費者の記憶の中に独自の器を作って、
その存在感を形成していきました。
その手法の一つひとつを分析し解説すると
何時間も必要になるほど様々な仕掛けが隠されていますが、
注目すべきことは、
付加価値を付加価値として終わらせるのではなく、
ブランド化させた、つまりブランドとして育てていったことにあると
私は考えています。
(企業ブランド構築コンサルタント 澤田且成)
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ブランド戦略の視点から学ぶこと、
それは「ヒートテック」「ブラトップ」といった
新しいカテゴリーを作ったということ。
そして、「美脚」といった消費者がなりたい姿を
商品を通して表現したということです。
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[2] 編集後記
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昨年末、郵便局に持っていった年賀状は830通。
たくさんの方々に支えられて、
ブランディングについてお伝えすることができる・・・
そう、改めて実感しました。
本当にありがとうございます。
本年はスタッフ一同、
「読者の方々にはこうなってほしい」
「クライアント様にはこの目標を達成してもらいたい」
をリスト化したものを念ずるように確認してから
業務を始めることになりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。