ブランド戦略・ブランディングのアプローチで企業・商品・サービスの魅力が伝わる力を強くする。

ブランディングニュース

ブランディングニュースは、現役ブランド戦略コンサルタントも継続購読中。日常生活で見かける“ブランド”をグッドプラクティスにして、「どのようにしてブランド力をビジネスの戦略ツールにするのか?」「経営幹部が必要なブランドマネジメントの考え方とは?」「高収益企業体質の会社の共通点とは?」「お客様をファン化させるには?」「社員のモチベーションがアップするブランディングの手法とは?」「無駄を削減しながらブランド力を構築する方法とは?」をお伝えしています。

 

発行部数 8,000部  日本語のみ

No.133 THE BARBER(ザ・バーバー)に学ぶシンプルでダイレクトなネーミング戦略


テーマ:THE BARBER(ザ・バーバー)に学ぶシンプルでダイレクトなネーミング戦略
--------------------------------------------------------------
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  2010.06.20
 “選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン

企業ブランド戦略の成功と秘密~知らないことが失敗を生む

:::::::::::::::::::::::: 第0133号  アイディーテンジャパン 発行
--------------------------------------------------------------

こんばんは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

「新しい会社の名前は何にしよう?」

もし皆さんが新しい会社を起業する機会があったら
どんな名前をつけますか?

・創業者の名前に由来するネーミング?
・コンセプトのイニシャル?
・他にはない変わった名前?

「まだ会社っていっても小さいから何でもいいや?」
なんて思っていたら
本気で取り組んでいる他社から後れをとっている証拠です。

”名前”だけなのに
なぜそこまで重々しく言うのでしょうか?

本日は弊社代表、澤田且成が
ブランド戦略の視点からダイレクトなネーミング戦略について
お伝えさせていただきます。

THE BARBER(ザ・バーバー)
http://thebarber.info/

      *        *        *

--------------------------------------------------------------
<本日の内容>
--------------------------------------------------------------

[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
THE BARBER(ザ・バーバー)に学ぶシンプルでダイレクトなネーミング戦略

[2]  編集後記

--------------------------------------------------------------
[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
THE BARBER(ザ・バーバー)に学ぶシンプルでダイレクトなネーミング戦略
--------------------------------------------------------------

■ 大人の男性に愛される工夫、THE BARBER(ザ・バーバー)

私がTHE BARBER(ザ・バーバー)を知ったのは
ある雑誌がきっかけでした。

もし女性をターゲットにした美容院のカリスマ・・・についての記事なら
よく耳にするので真新しさはなく流し読みでしたが、

男性をターゲットにした理容院に特化したお店は
聞いたことがなかったので
釘付けになって読みはじめました。

THE BARBER(ザ・バーバー)が生まれたのは2006年のこと。
お客様のリクエストに応える理容店を経営してきた
床屋の世界で第一人者と称される
ヒロ・マツダ氏によって誕生しました。

フューチャリスティックなデザイン、
モダンで斬新なデザイン、
ホワイトを基調にしたシンプルなデザイン。

そんなショップが主流とする美容・理容業界にあって
THE BARBER(ザ・バーバー)は、真逆の方向を探ります。

ターゲットは男性。
そして”個”を大事にする床屋の歴史を体験できる
ショップコンセプト。

価格は決して安くはありませんが、
価格で選ばれているのではなく
そのショップを運営するオーナーの信条と
その信条がカタチになったショップ空間でありサービスが
遠方からもお客様を引き付けています。

大人の男性を魅了する床屋を一度は体験してみたい・・・
そう思った私は昨年足を運ぶ機会がありました。

ドアを開けた瞬間から伝わる憧れの大人の空気。
髪を切りにきたのか、ショップを楽しみにきたのか
その目的すら忘れてしまう不思議なひと時でした。

そんな体験を今でも想起させるのが
ショップ名「THE BARBER(ザ・バーバー)」です。

私が今、なぜ「想起させる」という言葉を使ったのか?
実はここにブランディングのアプローチとビジネスを紐づける
深い意味があるのです。

■ マインド・シェアの戦略的アプローチから問われるネーミング

皆さんは、昨日、何をしたのか覚えていますか?
先週の今日、何をしたのか覚えていますか?

残念なことに
大半のことを実は思い出せないのではないでしょうか?

人は体験したこと、学んだこと、聞いたことのすべてを
思い出すことはできません。
7割は忘れるとも言われています。

しかし考え方を変えれば7割忘れても3割は覚えています。
この覚えている3割にどうやって残すのか?
消費者が必要と思ったときに思い出してもらうのか?

ここに狙いを定めてビジネスの戦略を考察するのが
アイディーテンジャパンの戦略的アプローチなのです。

忘れやすい要素もあれば
忘れにくい要素もあります。

忘れにくい要素の一つがネーミングです。

このネーミングは識別機能、つまり他と識別することだけが
その役割と思われがちですが、実はそれだけではありません。

もし識別機能だけの理解しかない人が
会社名や商品名を考えたらどうなるのか?

・目立つ
・珍しい
・かっこいい
・音感がいい

そんな基準を考えるでしょう。

しかしネーミングは強い想起を起こすフックの役割もあります。
思い出す引き金になるのです。

ですから名前を聞くだけで、また口にするだけで
自分が学んだ、また経験した思い出が浮かび上がってきやすいような
工夫のあるネーミングが理想形の一つに挙げられるわけです。

戦略的アプローチのネーミングの進め方は開発方向については
別の機会でご紹介したいと思いますが、

具体的な事例として今日はシンプルでダイレクトな方法を
ご紹介したいと思います。

それが・・・THE BARBER(ザ・バーバー)なのです。

■ シンプルでダイレクトなネーミングが注目されている

THE BARBER(ザ・バーバー)のように
対象物が示す言葉をそのままネーミングにしているブランド名は
意外と多くあります。

・株式会社ブランディング(東京ガールズコレクション運営会社)
・ザ・ライセンシング・カンパニー(ライセンス営業業務会社)
・ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツカールトン東京)

対象の言葉の意味するところがすでに消費者の頭の中にある、
または業務行動を重ねることでダイレクトに業務内容と結びつく、
そんな対象物のネーミングのときに
このシンプルでダイレクトなネーミング手法は効果的です。

これらの言葉はジェネリックワードと呼ばれる、
一般名称のため商標登録は厳しい条件になりますが、

変化球ではなく直球勝負のため
消費者の心にダイレクトに伝えたいときには効果的です。

(代表取締役 澤田且成 http://twitter.com/katsunarisawada

=======<< 今日のブランディングの秘密 >>======================

ネーミングは強い想起を起こすフックの役割もあります。
思い出す引き金になるのです。

ですから名前を聞くだけで、また口にするだけで
自分が学んだ、また経験した思い出が浮かび上がってきやすいような
工夫のあるネーミングが理想形の一つに挙げられるわけです。

=============================================================

      *        *        *

--------------------------------------------------------------
[2]  編集後記
--------------------------------------------------------------

会社の名前づくりは将来の売上の大きさを左右する
器の大きさを決定します。

弊社の澤田とよく話をするのが
成功したネーミングより
むしろ失敗したネーミング。

貴方の会社の名前や商品の名前は大丈夫でしょうか?
今日のブランディングニュースを参考にして
ビジネス戦略として使えるネーミングを手にしてくださいね。

弊社では日本語のネーミングだけでなく
英語や中国語のネーミングも海外の専門家とのネットワークにより
おこなっています。

海外進出を本気で取り組むもうとしている方は是非ご検討ください。

      *        *        *