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ブランディングニュース

ブランディングニュースは、現役ブランド戦略コンサルタントも継続購読中。日常生活で見かける“ブランド”をグッドプラクティスにして、「どのようにしてブランド力をビジネスの戦略ツールにするのか?」「経営幹部が必要なブランドマネジメントの考え方とは?」「高収益企業体質の会社の共通点とは?」「お客様をファン化させるには?」「社員のモチベーションがアップするブランディングの手法とは?」「無駄を削減しながらブランド力を構築する方法とは?」をお伝えしています。

 

発行部数 8,000部  日本語のみ

No.109 コンセプトを凝縮させた社名が輝く!アスクル


テーマ:コンセプトを凝縮させた社名が輝く!アスクル
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□□─────────────────────────2009.01.14─□□

 “選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン
 ■ 企業ブランド戦略の成功と秘密~知らないことが失敗を生む ■
 
□□───────────────────── 第0109号 id10発行─□□
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□ こんにちわ。澤田且成(かつなり)です。

 今日のブランディングニュースですが、
 会社の名前、社名について考えたいと思います。

 その題材として選んだ企業は・・・・アスクルです。

 アスクルは、もともとオフィス家具や文具、事務用品の製造販売を
 行っている会社から分社独立した会社。

 アスクルとはその名の通り「明日来る」を社名にしています。

 社名を考えるときに何を考える必要があるのか?

 早速、アスクルから学んでいきましょう。
 

 アスクル
 http://www.askul.co.jp/
 
         *         *         *

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 <本日の内容>
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 [1] "選ばれ続ける仕組み"の事例

 [2] 編集後記

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 [1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
   コンセプトを凝縮させた社名が輝く!アスクル
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■ お客様の声からビジネスモデルを生み出した

 アスクルといえば個人企業から大企業まで幅広いユーザーを持つ
 文具品を中心にオフィス環境全般の商品を取り扱うオンラインショップ。

 1990年代に、

 「自社製品を店舗以外でどのように販売していくのか・・・」

 を考えた末、通販事業をスタートしたのが始まりです。

 
 創刊準備号の掲載アイテムは約500アイテム。
 満を持した内容だったそうですが、

 「高い・・・」
 「アイテム数が少ない・・・」

 とストレートなお客様からのコメントが返ってきました。

 
 「高い」⇒「値段を下げる」
 「アイテムが少ない」⇒「アイテムを増やす」
 
 は普通に考える流れですが、
 この「アイテムを増やす」ところに
 アスクルの独自なアイデアがあったのです。

 お客様から"欲しい"と思われているアイテムがあっても
 自社にない場合どうするのか?

 アスクルは、自社商品だけの取扱いに固執することなく、

 1)アイテムがなければ、アイテムがあるメーカーと組んで
  プライベートブランドとして発売する

 2)低価格以外の商品だけでなくデザイナーと共同企画して
  「機能」と「デザイン」をカタチにした商品開発をおこなう

  ※余談ですが、2006年頃だったと思います。
   アスクルが北欧のデザイナーと組んで
   「単1、単2、単3だけを伝えるパッケージデザイン」をつくった・・・と
   雑誌で見ましたが、これには感動しました!

   店頭で目立つことに重視した従来のパッケージではなく
   「電池のサイズが分かりにくい・・・」と
   いったお客様の悩み解決を軸に開発。

   会社としてこのパッケージデザインを決断した社風に
   すごいっ!って思いながら記事を読んだことを思い出しました。

 といった企画をすすめていったのです。

 
 当初は中小企業をターゲットにしたビジネスが、
 今では個人、個人企業そして大企業まで幅広いユーザー層に拡大しています。

■ お客様との約束を守ることに力を入れる社風

 ・お客様の視点で・・・
 ・お客様のご要望にあったもの・・・

 経営陣が社員に伝えたい姿勢ですが、
 なかなか伝わるものではありません。

 企業ブランド戦略では会社の姿勢、経営陣の志をカタチにして
 お客様を含めたステークホルダーに伝えていくことを重視しています。

 経営理念も大事ですが、
 社名そのものから考え直すことをご提案します。

 なぜならば、
 社員もお客様も「どの単語を最も口にしているか?」
 を考えると社名だからです。

 何度も何度も口にして言う。
 電話口でも名刺交換でも繰り返して言う。

 その蓄積が社員やお客様の心の中に
 他社を追随させない強い存在感となって育っていくからです。

 
 アスクルの場合、
 「ご注文いただいた商品は明日必ず届けます」
 「納期を必ず守ります」
 といった約束が込められていて、
 「明日来る」から「アスクル」へと社名がつくられました。

 お客様との約束を
 会社組織として最も重要なエッセンスの社名に反映させる・・・

 お客様との約束を果たして信頼を得ていくといった社風や癖を
 社内で長期的に育てていくのであれば、
 「社名」という要素も使わないわけにはいかないのです。

■ 将来の事業を考えた社名

 私たちが社名を考えるとき、
 
 「企業ブランドが構築できるかどうか」

 を軸にして考えます。

 ・読みやすい
 ・記憶しやすい
 といった機能だけでなく、

 長期的なスパンから社名を考えると
 事業拡大の行き先も考えた上で検討すべきです。

 社名がまったく違うビジネス領域のことであれば
 効果的に記憶されていきません。

 ですから、
 社名を考えるときは「お客様に何を約束するのか?」を
 反映させることはもちろんのこと、

 現在の事業だけでなく、
 将来の事業領域をも考えた上で検討するよう努めていくべきだと
 考えています。

■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

●経営理念も大事ですが、
 社名そのものから考え直すことをご提案します。

 なぜならば、
 社員もお客様も「どの単語を最も口にしているか?」
 を考えると社名だからです。

 何度も何度も口にして言う。
 電話口でも名刺交換でも繰り返して言う。

 その蓄積が社員やお客様の心の中に
 他社を追随させない強い存在感となって育っていくからです。

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 [2] 編集後記
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 昨日、日本に戻ってきました。

 新聞やテレビを見ていると、どれほど厳しい経済状況なのか・・・
 広州にいたときよりもビンビン伝わってきます。

 今週末に新刊書『選ばれ続ける社員の法則77』が発売されますが、
 まさかこの厳しい状況の中で本書をご紹介できるとは思っても見ませんでした。

 大不況は個人で変えることは難しいと思います。
 でも、大不況を成長の糧にすることは個人として可能です。

 強い精神で今の時期を乗り越えて欲しい。
 
 そんな思いで執筆しました。
 

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